2010年2月3日
Filed under: コラム  

あっという間にもう2月…。2月のイベントといえばバレンタインデー。バレンタインデーといえば日本では、女性から男性へ愛の告白をチョコに込めて送るというのが主流ですが、国によってもその形は様々で、お隣中国では男性から女性へ花束を贈るとか??

日本では本命チョコと義理チョコ、最近では男性から女性に贈るチョコとして逆チョコなんてものもありますが…。

なにわともわれ、周りにいるお世話になっている方々に感謝の意味を込めてチョコを贈るということはいいかもしれませんね(´O`)☆

今月は糖尿病についてです。日本での糖尿病予備軍と患者は1870万人といわれています。

これは日本人のおよそ6人に1人が糖尿病もしくは糖尿病予備軍ということになります。

糖尿病は食生活の乱れにより発症する病気ですから、これだけ沢山の糖尿病患者が増えた理由としては、日本人は遺伝的にちょっと太っただけでも糖尿病になりやすい体質を持っていること、近年の欧米型の食事(高カロリー・高脂肪・高たんぱく)の増加、運動不足などが推測されます。

糖尿病は血糖値のコントロールをするインスリンの働きが悪くなる、またはインスリンの分泌量が減ることによって血糖値を正常に保てなくなる病気です。血糖値はご飯を食べると上昇し、しばらくしたらインスリンによって正常値まで血糖値を下げてくれます。このバランスが崩れ、血糖値がいつまでたっても下がらず高いままの状態が長く続くといった場合に糖尿病と診断されます。

糖尿病の怖いところは、自覚症状がないことが多く明らかな症状がでるときには病気が進行している場合が多いこと、また健康診断などで糖尿病と診断されても自覚症状がないことから治療をせずにいたり、治療を途中で中断してしまう人が多いというところにあります。糖尿病が進行すると失明や腎症といった重篤な合併症を引き起こしてしまいます。ですからたとえ軽度の糖尿病だとしても油断は禁物です。

糖尿病の治療は食事療法、薬物療法、運動療法の3つの方法があります。その中で基本となるのが食事療法です。食事療法と聞くと難しく思うかもしれませんが、簡単言うとバランスの取れた食事を自分に見合ったエネルギー摂取するということです。あれこれと食べてはいけない食品は基本的に糖尿病の患者さんにはありません。何をどれだけ食べるかと長く続けられるかが重要になってきます。

そこで病院やクリニックでの糖尿病の栄養指導では、自分に見合ったエネルギーの献立を立てるために「糖尿病食事療法のための食品交換表(日本糖尿病協会・文光堂)」を使って献立を立てる指導やエネルギーをとり過ぎない食事の仕方などを教わるわけなんですね。

<今月の献立>

今月も低カロリーメニューの紹介です。

☆沢煮碗
DSCF1134

材料(1人分)    53 kcal       塩分0.9g

ごぼう 5g
にんじん 5g
干ししいたけ 2g
豚バラ 10g
ねぎ 5g
大根 10g
水 200ml
かつおだしの素 1g
しょうゆ 小さじ 1/2
塩 0.5g

作り方

①     ごぼう、にんじん、水で戻した干ししいたけは千切りにし、切ったごぼうは水につけておく。
②     ねぎは小口切り、大根は短冊切りにしておく。
③     沸騰した湯(しいたけの戻し汁を使ってもOK)にかつおだし、しょうゆ、塩を調味してごぼう、豚バラ肉を入れひと煮立ちしたら、アクをとってからねぎを除く具材を入れる。
④     具材に火が通ったら最後にねぎを入れて出来上がり。

☆     さばの竜田焼き
DSCF1135

材料(1人分)  129kcal     塩分      1.2g

さば切り身 1切れ(70g)
塩 少々
しょうゆ 小さじ1
酒 小さじ1
しょうが 5g(汁)
片栗粉 小さじ1
大根 30g
レモン 10g

作り方

*     魚はたて塩といって調理する前に少し振っておいてしばらくしたら使用するようにしましょう。
塩を振っておくことで魚の身も引き締まりますし魚の臭みなどをとってくれます。

①     しょうがはすり卸してから汁を搾り、さばの切り身に調味料と搾った汁をあわせてさばにからませてから20分ほどおく。
②     水気を切って片栗粉をまぶしてオーブントースター(グリル)にアルミホイルをひいて片面およそ5分位を目安に両面を焼く。皮の方はちょっと焦げるくらいのほうがいいかも??
③     大根は卸して、レモンはお好みの形に切って出来上がった竜田焼きと一緒に盛り付けたら出来上がり。

DSCF1136