2010年8月5日
Filed under: コラム  

 8月に入ると暑さも本格的です。個人的には暑さよりも紫外線による日焼けのほうが心配で、毎日の紫外線対策をめんどくさいなと思いながら必死でやっています。(笑)
 今月は暑くなってきたということで夏バテ対策についてです。夏バテの根本的原因は暑さですが、それに伴い次のような原因によって夏バテは起こります。

* 体内の水分・ミネラルの不足:暑さで汗をたくさんかくことによって、水分と電解質のバランスを崩し、脱水症状をおこし体調を崩してしまいます。
* ビタミンB1の不足:暑くなると暑さに負けないために、ビタミンB1の消費が増えます。一方で、ビタミンB1は水溶性のビタミンであるため、汗をかくことによって体外に出て行ってしまうため、ビタミンB1不足に陥り、疲れやすくなってしまいます。
* 暑さによる食欲の低下:暑さによって胃の消化機能が低下すると、食欲がなくなり必要な栄養素が不足してしまうため体調を崩してしまいます。冷たい飲み物ばかりを飲んでいると胃の働きが低下し、さらに食欲がなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
* 暑さとクーラーの効いた部屋の繰り返し:温度差の激しい環境を行き来すると、体温を調節する自律神経のリズムが乱れて、自律神経失調症を引き起こす。

そんな夏バテ対策とは…

☆ 疲労を蓄積させないための十分な睡眠
☆ 自律神経の働きを整える適度な運動
☆ マメな水分補給
★ 3食きちんとバランスのよい食事

さらに食事に関しては…
冷たいジュースばかりを飲みすぎず、食欲がなくても工夫をしてきちんと食事をとるようにしましょう。
ジュースは糖質がたくさん含まれているので、飲みすぎると、糖質の代謝に必要なビタミンB1が不足してしまい、疲れやすくなってしまうので気をつけましょう。
 疲労回復に関わるビタミンB1やB2の不足がないよう食事を摂ることが大切になってきます。にんにく、玉ねぎ、にら、などに含まれるアリシンは香りが強く、食欲を増進しビタミンB1の吸収を高めてくれるので上手に取り入れるといいと思います。また、かんきつ類や酢の酸味成分であるクエン酸も食欲を増進させ疲労回復の効果があります。

ビタミンB1が多く含まれる食品
豚肉・そば・玄米・胚芽米・大豆・うなぎ…など
ビタミンB2が多く含まれる食品
うなぎ・レバー・さんま・牛乳・ヨーグルト・納豆…など

今月の献立

夏の和風サラダ    26kcal 塩分 0.9 g

トマト 60g
オクラ 10g
塩  少々
玉ねぎ  15g
かつお節  0.5g
しょうゆ  小さじ1

① オクラは洗ってから塩を少しふりかけ、板ずりをしてからさっと茹でて輪切りにする。
② トマトは適当な大きさの角切り、玉ねぎはみじん切りにする。
③ ①と②、かつお、しょうゆを混ぜ合わせたら出来上がり。

冷やしうどん 275kcal 塩分 3.6 g

うどん 200g
ながいも 50g
オクラ 15g
塩 少々
うめぼし 5g
かつお節  0.5g
めんつゆ 50ml

* 茹でて冷やしたうどんにお好みで切った長いも、オクラにかつお節、梅干を盛り付けてめんつゆをかけたら出来上がり。

* 洗ったオクラに塩をふりかけ板ずりをしてから、そのままさっと茹でてから使用する。