2012年1月15日
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新年明けましておめでとうございます。ついに2012年です。今年は20代最後の歳…(笑)
。楽しんでいきたいと思います。今月は女性が特に気になるのでは…??注目されている微量栄養素についてです。
 テレビのCMでもたくさんの健康に良いとされるサプリメントや食品を目にします。今月はそんな注目をされている、微量栄養素についていくつか紹介したいと思います。
 ビタミン様物質
 現在ビタミンとして認められているのは、13種類ですがその他にもビタミンと似た働きや、ビタミンを助ける作用を持つ物質があります。これらは、欠乏症がなかったり、体内でも合成されることから、ビタミンではなく、“ビタミン様物質”といいます。
 どこかで聞いたことのあるビタミン様物質としては、コエンザイムQ10、カルニチン、ルチン、イノシトール、コリン、ビタミンU、ビタミンP、リポ酸…などですが、どうでしょう??以前にも話題の成分で紹介させてもらいましたが、前回と重複するところもあるかとは思いますが、コエンザイムQ10、ルチン、イノシトール、ビタミンUについて簡単に紹介します。

コエンザイムQ10
 脂溶性ビタミン様物質でビタミンQとも呼ばれます。1970年代から医薬品として利用されていましたが、2001年に食品への利用、2004年には化粧品への利用が認められました。
 コエンザイムQ10の作用としては、強い抗酸化作用で、特に細胞膜が酸化するのを防ぎ、ビタミンC、Eを再生させる働きがあります。このため、老化を防ぐ成分として注目を浴びています。
 肉類や魚類、種実類に多く含まれています。特に、レバーやもつ、牛肉、豚肉、かつお、まぐろ、真いわし。

ルチン
 ビタミンPの一種で、コラーゲンを作るビタミンCの働きを助けて、毛細血管を丈夫にします。食品ではそばに多く含まれています。血圧を下げる働きがあり、動脈硬化の予防も期待されています。

イノシトール
 水溶性ビタミンB群の仲間で、体内でも合成されますが、食事でもとったほうがよいとされています。イノシトールの作用は、脂質の体内での移動をスムーズにして、肝臓に脂質をためにくくするので、脂肪肝を予防できます。また、コレステロールの代謝もよくするので、動脈硬化の予防にも期待されています。
 オレンジ、スイカ、メロン、グレープフルーツ、レバーや落花生に含まれます。

ビタミンU
 キャベツから発見されたので、「キャべジン」とよばれ、胃薬の名前に使われていることはよく知られています。胃潰瘍や十二指腸潰瘍を防ぐビタミン様物質です。
 キャベツ、レタス、パセリ、アスパラ、牛乳、卵などに含まれます。
 

今月の献立

桜海老チャーハン  414 kcal 塩分1.4g

材料(1人分)
ご飯 150g
卵 1個
ねぎ 10g
しょうが 1g
油 小さじ2
桜海老(干し) 1.5g
塩・コショウ 少々
中華だし 小さじ1

① しょうがはみじん切りにしておく
② 油を入れたフライパンにしょうが、ねぎ、をさっと炒めて香りがたったら、桜海老を入れて軽くいためる。
③ ご飯を入れて、全体を軽く混ぜたら、溶いた卵を全体に入れ、ご飯がぱらぱらになるまでいためる。
④ 最後に中華味・塩・コショウで味をつけたら出来上がり。

かぶのキムチ和え  17kcal 塩分0.6g

材料(1人分)
かぶ 25g
キムチ 25g
 かぶを一口大の大きさに切って、キムチと和えてしばらく冷蔵庫で置いておいたら出来上がり。